この記事でわかること
結論:完成形のメールがほしい人はChatGPT、短くサッと済ませたい人はGemini。まず1つなら、どちらも無料で十分。
- 同じお礼メール作りを頼んだら、ChatGPTは件名・宛名・挨拶付きの完成形、Geminiは本文だけの3文だった
- 同じ文章の要約では、ChatGPTは「20分」を落とし、Geminiは「20分程度」を残した
- Claudeは今回はログイン画面で止まり、比べられなかった(正直に「未確認」と書く)
- どちらも無料で始められる。有料を考えるのは、上限に何度も当たってからで遅くない
確かめた日:2026年11月1日(無料プランの範囲)
まず、言葉を3つだけ
むずかしい言葉は、先に簡単にしておきます。
チャット型AI
= 話しかけると、文章で返してくれる相手のような道具のこと。
ChatGPTもGeminiもClaudeも、みんなこのタイプ。
無料プラン
= お金を払わずに使える範囲のこと。
「お試し券つきの無料席」みたいなもので、使いすぎると一時的に使えなくなることがある。
上限(じょうげん)
= 無料で使える量の区切りのこと。
回数ではなく「どれだけ重い頼み方をしたか」で数える道具もあり、回数が決まっていないことも多い。
この3つが分かれば、もう大丈夫です。
なぜ比べたのか ― 「結局どれがいいの?」に答えたかった
AIの名前が多すぎて、最初の一歩で止まる人が多い。
僕もそうでした。
ChatGPT、Gemini、Claude…どれも「文章を作れるAI」と聞くのに、違いが分からない。
そこで、同じお題を同じ日に、同じ頼み方で投げてみることにしました。
条件をそろえない比較は、フェアじゃないからです。
試した条件 ― 同じお題・同じ頼み方・同じ日
2026年11月1日、無料プランの範囲で、2つのお題を投げました。
お題1:お礼メールを作る
取引先へのお礼メールを、丁寧だけど堅すぎない文面で3〜4文で作ってもらう。内容は、昨日の打ち合わせへのお礼と、来週中に資料を送ること。
お題2:文章を3行にまとめる
朝の散歩についての短い文章を、ポイントだけ3行にまとめてもらう。元の文章には「20分ほど歩く」「朝日を浴びる」「無理のないペースで続ける」が入っている。
ChatGPTは、ログインなしの状態でも入力欄からそのまま試せました。
Geminiは、保存済みのGoogleアカウントでログイン済みの状態で試せました。
Claudeは、ログイン画面で止まりました。
メールアドレスなどを入力すれば進めたかもしれませんが、今回は入力せず、比べるのをやめました。
だからClaudeの使い心地は、この記事では「未確認」です。
お礼メール作りでは、形の整い方が違った
結果を並べると、違いは一目瞭然でした。
| ChatGPT | Gemini | |
|---|---|---|
| 出てきた形 | 件名・宛名・挨拶付きの完成形メール | 本文だけの3文 |
| 長さ・雰囲気 | しっかり丁寧。送る前の手直しが少ない | 短くて、ややくだけた丁寧さ |
| 入っていた内容 | 打ち合わせへのお礼、来週中の資料送付 | 打ち合わせへのお礼、来週中の資料送付 |
どちらも、頼んだ内容はちゃんと入っていました。
違いは「形」です。
ChatGPTは、そのまま送れそうな完成形。
Geminiは、自分の言葉で一言足して送るタイプの短さでした。
僕の感覚では、メールを「作ってもらってそのまま使いたい」ならChatGPT、「たたき台がほしい」ならGemini、という分かれ方です。
要約では、細かい数字の残り方が違った
お題2は、どちらも箇条書き3行のまとめでした。
ここでの違いは、たった1つ。
元の文章にあった「20分」という数字です。
ChatGPTのまとめには、時間の数字が入っていませんでした。
Geminiのまとめには、「20分程度」として残っていました。
どちらが正しい、ではありません。
ただ、数字や条件を落としたくない要約(たとえば仕事の資料や、薬の飲み方のような大事な条件)では、この差は効いてきます。
要約を頼むときは、できあがりを読んで「大事な数字が残っているか」を1回見るクセをつけると安心です。
無料プランはどうなっているの? ― 数字は正直に
2026年11月1日に、各社の公式の料金・案内画面で確認した範囲です。
| ChatGPT | Gemini | Claude | |
|---|---|---|---|
| 無料の料金 | $0(無料プランあり) | 0円(無料プランあり) | $0(無料プランあり) |
| 文章のやりとり | 無制限と表示されている | 上限はあるが、具体的な回数は非公開 | 上限あり。回数は非公開 |
| 画像・音声など | 別に制限あり(回数は非公開) | 上限を多く使うと案内あり | 未確認(今回は試せなかった) |
| 始めるのに必要なもの | ログインなしでも試せた | Googleアカウント | メールアドレス等での登録(今回は入力せず) |
| 有料の目安 | Plus 月$20(公式料金ページ) | Google AI Plus 月725円、Pro 月2,900円(日本向け案内) | Pro 月$20(月払い)、年払いで月$17相当(ログイン画面の表示) |

大事なのは、「無料=回数無制限」ではないことです。
ChatGPTは文章のやりとりは無制限と書かれていますが、画像や音声、ファイルの読み込みには別の制限があります。
GeminiとClaudeは、上限の数え方が「回数」ではなく「どれだけ重い頼み方をしたか」になっています。
だから「1日○回まで」とは書けないのです。
お試し券のイメージでいうと、軽い頼み方ならたくさん使えて、重い頼み方だと早く減る、という感じです。
結局、初心者はまずどっち? ― 使い分けの答え
勝ち負けで決める話ではありません。
やりたいことで選ぶと、こう分かれました。

完成形のメールや文章がほしい人 → ChatGPTから。
件名や挨拶まで整った形で出てくるので、手直しが少なくて済みます。ログインなしでも試せたので、最初のハードルも低いです。
短くサッと済ませたい人 → Geminiから。
本文だけの短い答えが返ってきます。Googleのアカウントを持っている人なら、そのまま始められます。Gmailやドライブを使っている人ほど、あとあと便利になる場面もありそうです(今回は試していません)。
長い資料を丁寧にまとめたい人 → Claudeも候補。ただし今回は未確認。
長い文章の要約や丁寧な文章づくりが得意と言われることが多い道具ですが、今回はログイン画面で止まり、実際の答えは比べていません。登録して試したら、また記事で報告します。
どれにも当てはまらないなら、ChatGPTからで十分です。
まず1つに慣れてから、必要に応じてほかを試せばいいのです。
向いている人/向いていない人
向いている人
- AIを初めて使う人で、「まず1つだけ決めたい」人
- メールや文章の下書きを、無料で手伝ってほしい人
- 無料の範囲で、2つの道具のクセの違いを知りたい人
向いていない人
- 画像づくりや声の会話だけが目的の人(その場合は、画像が得意な道具の記事を別に読んだ方が早い)
- 決まった回数まで使い放題、という道具を探している人(今の無料プランは、回数ではなく重さで数える仕組みが多い)
- Claudeの使い心地まで今日知りたい人(今回は未確認なので、Claude単体の記事を待ってほしい)
一言まとめ
同じお題でも、道具によって「形」と「細かさ」が変わる。だから最初の1つは、やりたいことで選ぶのがいちばん早い。



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