Base44の使い方|言葉だけでアプリが作れるって本当?無料で確かめた範囲と、課金前に知りたい落とし穴

AIツール実践検証

この記事でわかること

  • Base44は、作りたいものを言葉で伝えると、見た目もデータの置き場所も鍵付きの入口も一式作ってくれる道具
  • 無料プランは月25枚のお試し券つき。ただし1日あたりの上限もあるという案内があるので、使い方にコツがいる
  • 課金する前に知りたい注意点は、独自ドメインが有料からなことと、「持ち出せるのはどこまでか」が公式説明と外部の指摘で食い違って見えること

結論を先に言うと、広告の「言葉だけでアプリが作れる」は、公式の説明どおり「作る手順そのもの」は本当でした。でも、無料のお試し券はすぐ減るし、作ったものを自分のものとして持ち出す範囲には注意書きが要ります。まずは無料で小さなものを1個作ってみて、自分の手に合うか確かめるのが安全です。

確かめた日と、今回の調べ方

2026年10月31日に、Base44の公式料金ページを読み込んで確認しました。

ここで正直に分けておきます。

確かめたのは、料金と無料プランの範囲など、登録なしで読める公式ページの内容です。

実際にアカウントを作ってアプリを作る手順は、試していません。

登録にはメールアドレスなどの入力が要るため、ここは「未確認」として書きます。

公開前には、もう一度公式ページで数字を確かめます。

まず言葉を、身近なものに置き換えておく

Base44の説明に出てくる言葉は、最初だけ置き換えておくと楽です。

「アプリ」は、ここでは「自分だけの小さな道具のページ」だと思ってください。

家計簿でも、持ち物のリストでも、予約の受付でも、ページの形になればアプリです。

「お試し券」は、AIに「作って・直して」と頼むたびに減る回数券です。

無料プランでは、月に25枚までもらえます。

「連携」は、アプリが外の道具と手をつなぐことです。

メールを送る、表に書き込む、決済とつなぐ、といった動きがここに入ります。

「独自ドメイン」は、自分の住所のような名前のことです。

無料プランでは使えず、Base44の住所を借りる形になります。

「ChatGPTでコードを書いてもらうのと、何が違うの?」に正直に答える

ここは先に認めておきます。

文章やコードを書いてもらうこと自体は、ChatGPTでもできます。

Base44が違うのは、「書いてもらう」だけでは終わらないところです。

ChatGPTでコードをもらっても、それを動かす場所、データをしまう場所、鍵のかかる入口は、自分で別に用意しなければなりません。

Base44は、その一式を向こうがまとめて用意してくれる、という売り方です。

例えで言うと、ChatGPTは「レシピと材料を教えてくれる人」です。

Base44は「レシピも材料も、厨房もお店の看板までまとめて用意してくれる人」に近いです。

だから、「コードを書く練習がしたい人」にはBase44は向きません。

「コードを書かずに、使える道具のページを早くほしい人」に向いています。

Base44の流れは、頼む→直す、の繰り返しだけだった

流れは、公式の説明を読む限り、とても短いです。

まず、作りたいものを言葉で伝えます。

たとえば「家計簿アプリがほしい。日付と金額とメモを入れて、一覧で見たい」といった感じです。

次に、AIが見た目も、データをしまう場所も、鍵付きの入口も、一式作ります。

気に入らないところがあれば、また言葉で直します。

「表に並べ替えて」「ボタンを大きくして」と頼むだけです。

最後に、リンクを渡せば、ほかの人もそのページを使えます。

ここまでは公式ページの説明です。

実際に頼んだとき、1回で思いどおりになるか、何回直すことになるかは未確認です。

無料プランで試せる範囲は、ここまでだった

公式料金ページ(2026年10月31日確認)によると、無料プランはこうなっています。

項目無料プラン
料金0円
AIに頼める回数(お試し券)月に25枚まで
連携の回数月に100回まで
作れるアプリの数最大5個まで
入っているもの見た目づくり、データの置き場所、鍵付きの入口、利用状況の確認

1日あたりの上限についても、公式ドキュメントの案内として「1日5枚まで」という情報が見られました。

料金ページそのものには1日あたりの数字が載っていなかったので、ここは公開前に公式ドキュメントで再確認します。

大事なのは、お試し券の減り方です。

AIに「作って」「直して」と頼むたびに減ります。

だから、最初の頼み方をできるだけ具体的に書くことが、お試し券を長持ちさせるコツです。

× 悪い例: 「便利なアプリを作って」

これだけだと、AIが想像で作ってしまい、直しに何枚も使うことになります。

○ 良い例: 「家計簿アプリを作って。日付と金額とメモを入れられて、一覧で見られるものにして」

誰が使うか、何を入れられるか、どう見せたいか。この3つを最初に入れておくと、直しの回数が減りやすいです。

料金は、年払いか月払いかで変わる

公式料金ページの数字は、年払いの場合の1か月あたりの金額です。

月払いにすると、2割ほど高くなります。

プラン年払いの場合(1か月あたり)月払いの場合(目安)AIに頼める回数(月)連携の回数(月)
無料0円0円25枚100回
Starter16ドル20ドル100枚2,000回
Builder40ドル50ドル250枚10,000回
Pro80ドル100ドル500枚20,000回
Elite160ドル200ドル1,200枚50,000回

Starterから、作れるアプリの数が無制限になり、自分の住所のような名前(独自ドメイン)も使えます。

Builderから、AIの種類を選べたり、作ったものをGitHubという置き場所とつないだりできます。

ここで注意したいのは、Starterでは「AIの種類を選ぶ」「GitHubとつなぐ」ができないことです。

「あとで本格的に使いたい」と思ってStarterに入ると、この2つでつまずくかもしれません。

料金はドル建てで、日本円の請求額はそのときの為替で変わります。

ここも、課金する前に公式ページで確かめてください。

課金する前に知りたい、2つの注意点

1つ目は、無料プランで作ったアプリの公開の扱いです。

無料プランでは、作ったアプリが公開扱いになりやすい、という指摘があります。

試作品に本名や個人情報を入れないこと。

「まず試すだけ」なら、ダミーの名前と数字で作るのが安全です。

2つ目は、「持ち出せるのはどこまでか」です。

公式のよくある質問には、「作ったものはすべて自分のもので、GitHubへの同期でソースコードをすべて自分の置き場所に出せる」と書いてあります。

一方で、外部の検証記事には、「持ち出せるのは見た目の部分だけで、データの置き場所や鍵の仕組みはBase44の側に残り続ける」という指摘もあります。

どちらが正しいか、ここでは断定しません。

ただ、「作ったものを完全に自分のものとして引っ越せる」と思い込んで課金するのは危ない、ということだけは確かです。

本格的に使う前に、公式ドキュメントの「持ち出し」の項目を自分の目で確かめることをおすすめします。

この記事でも、公開前にもう一度公式ドキュメントで確かめます。

運営元の話も、ひとことだけ

Base44は2024年に始まった道具で、2025年6月にWixに買収された、と報道されています。

ホームページを作る道具として有名なWixの仲間になった、ということです。

買収されたから安心、という話ではありません。

ただ、「昨日今日できた無名の道具」ではなく、大きな会社の傘下で続いている道具だ、という目安にはなります。

向いている人/向いていない人

向いている人:

  • コードを書かずに、自分用の小さな道具のページを早くほしい人
  • 「試作品を1個作って、使い心地を見てみたい」という人
  • 家計簿やリストなど、形がシンプルな道具から始めたい人

向いていない人:

  • コードを書く練習そのものがしたい人
  • 最初からお客さんに見せる本番のサービスを作りたい人(無料プランの公開の扱いや、持ち出しの範囲を確かめてからにしてください)
  • 個人情報や大事なデータを、試作品に入れたい人

一言まとめ: 言葉だけで道具のページが作れるのは本当らしい。でも無料のお試し券は少なく、持ち出しの範囲には注意書きが要る。まずは小さなものを1個、ダミーの内容で試すのが正解でした。

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